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がんについて④治療編

おはようございます

ソラです

 

昨日はがんの治療の手術に触れていきました。

今日は薬物療法について触れていこうと思います!

 

目次

①手術(外科治療)
薬物療法
放射線治療
④集学的治療
⑤造血幹細胞移植
⑥免疫療法

 

薬物療法

薬物療法とは

薬物療法」は、がんを治したり、あるいは、がんの進行を抑えたり、がんによる身体症状を緩和したりすることを目的として行います。

薬物療法には、「化学療法」「内分泌療法(ホルモン療法)」「分子標的療法」などの種類があります。化学療法という言葉がよく使われますが、「細胞障害性抗がん薬」という種類の薬を使う治療のことを、化学療法ということがあります。

 

1)目的
薬物療法の目的には、「治癒」と「延命・症状緩和」があります。

①治癒
治癒とは、がんが治ることです。がんが治癒可能であるかどうかは、どんな種類のがんがどの程度の進行具合(病期)で発見されたかによって決まります。一部の血液やリンパのがんなどでは薬物療法のみで治癒を目指すことができますが、多くのがんでは、薬物療法のみで治癒を目指すことは困難であり、手術(外科治療)や放射線治療と併用することがあります。

 

②延命・症状緩和
がんが進行していた場合や手術後に再発した場合など、治癒が困難な状況で薬物療法を行うことがあります。この場合の薬物療法は、延命やがんによる身体症状の改善を目的としています。がんの種類によりますが、薬物療法を行わない場合と比べて数カ月から数年程度の延命が期待できます。

 

2)薬物療法と他の治療との組み合わせについて
薬物療法を行う場合には、治療をする時点で一番良い効果や安全性が確認された治療である「標準治療」に基づいて、薬物療法だけで治療する場合と、手術や放射線治療と組み合わせる場合(集学的治療)があります。

 

薬物療法だけで治療する場合
がんが進行していて、手術や放射線治療よりも薬物療法の方がより良いと考えられる場合や、白血病悪性リンパ腫などの血液・リンパのがんの場合には、薬物療法だけで治療することがあります。

 

②手術と組み合わせる場合
手術と薬物療法を組み合わせる場合、手術の前後(術前・術後)ではそれぞれ目的が異なります。

「術前薬物療法」の目的は、再発リスクを低くすること以外に、腫瘍を薬で縮小させることで手術しやすい状態にすること、正常組織をできるだけ切除せずに残すこと、薬の治療効果をあらかじめ確認することなどです。

「術後薬物療法」の目的は、がんの再

発する可能性を減らすことです。手術でがんを肉眼的に切除しても、体内に確認できないほど小さながんが残っていて、やがて再発する場合があります。がんの種類や性質、進行具合などのさまざまな状況から、再発の可能性が高いと想定される場合には、術後に薬物療法を行うことです。

 

放射線治療と併用する場合
放射線治療薬物療法と併用することを「化学放射線療法」といいます。薬物療法と併用することで、放射線のあたる部分の治療効果を高めることと、全身への薬物療法の効果が期待でき、治癒の可能性を高めることができます。

 

3)薬を体内に入れる経路

①内服
内服とは、口から薬を飲むことです。

内服では、飲み込んだ薬が小腸などの消化管粘膜で吸収され、薬の成分が血液に流れ込み全身をめぐります。食事の前と後で、薬が体内に吸収される量や速度が変わることがあるため、どのタイミングで内服するのかは薬ごとに決められています。

 

②静脈内注射・点滴
静脈への注射の方法には、薬を1回の注射ですべて入れる「静脈内注射」と、一定の時間をかけて注入する「点滴」の方法があります。多くの場合、前腕などの静脈から薬を注入しますが、血管の状態や治療の方法によっては、太い静脈(鎖骨の下や首、足の付け根の部分の静脈)から注入することもあります。

 

薬物療法で使われる薬の種類

1)細胞障害性抗がん薬
細胞障害性抗がん薬は、細胞の増殖の仕組みに着目して、その仕組みの一部を邪魔することでがん細胞を攻撃する薬です。がん以外の正常に増殖している細胞も影響を受けます。一般的に点滴で治療します。

 

2)内分泌療法薬(ホルモン療法薬)
内分泌療法薬は、ホルモンの分泌や働きを阻害し、ホルモンを利用して増殖するタイプのがんを攻撃する薬です。乳がん前立腺がんなどの特定のタイプのがんでのみ使われます。内服や注射で治療します。内分泌療法薬の副作用として、ホットフラッシュ(ほてり)や生殖器での症状、関節や骨・筋肉での症状などが出ることがあります。

 

3)分子標的薬
分子標的薬は、がん細胞の増殖に関わるタンパク質や、栄養を運ぶ血管、がんを攻撃する免疫に関わるタンパク質などを標的にしてがんを攻撃する薬です。分子標的薬には、「小分子化合物」と「抗体薬」の2つの種類があります。

 

4)免疫チェックポイント阻害薬
免疫チェックポイント阻害薬は抗体薬であり、この薬を使う治療は「免疫療法」でもあります。点滴で治療します。

体の中には、異物の侵入を防いだり、侵入してきた異物を排除したりして、体を守る抵抗力を備えた「免疫細胞」があります。がん細胞の中には、免疫細胞と結合することによって、免疫細胞にブレーキをかけ、その攻撃から逃れる仕組みをもっているものがあります。このような、がん細胞と免疫細胞の結合を“免疫チェックポイント”といいます。免疫チェックポイント阻害薬は、がん細胞と免疫細胞が結合できないように邪魔をすることで、免疫細胞にかけられたブレーキを外して、自分の免疫細胞ががん細胞を攻撃できるようにする薬です。

 

薬物療法で注意しておきたいこと

1)細胞障害性抗がん薬の副作用について
細胞障害性抗がん薬の副作用には、治療直後にあらわれるアレルギー反応や、治療から1~2週間程度の期間にみられる吐き気や食欲低下、だるさ、口内炎、下痢などの症状の他、2週間以降からみられる脱毛や手足のしびれ、皮膚の異常(色素沈着や乾燥など)など、症状が出てくる時期がある程度一定しています。

 

2)新しい薬の副作用について
分子標的薬や免疫チェックポイント阻害薬などのさまざまな薬が開発されてきて、これまでにみられなかった副作用があらわれることもあります。

 

薬物療法といっても方法は様々で副作用も多いので体に掛かる負担も大きくなることが多いみたいですね。

 

今回は薬物療法についてでした。

 

<今日は何の日>

清掃の日:環境省が実施(2000年までは厚生省)。

1971(昭和46)年のこの日、「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」(廃棄物処理法,廃掃法)が施行された。

 

 

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